シーン2:漆黒のオウム
- GM
- それでは他のかたがた
- イスカリア南西部の集落から逃げるように去っていって、山間を西へ。フィンガルに入ろうという計画でした
- なぜフィンガルかというと、多分フィンガルにあるという獣の牙のえらいところにいくんじゃないのかな
- アントームは押し黙って、時折、何かを目で追うように辺りを見回します。そしてつまらなさそうな表情をする
- あたりは、ベルディアを間近に控えているだけあって、ベルディアぽい植物がみられはじめた
- チロヌプ
- 「そろそろ気を付けた方がいいわ。ベルディアよ」
- GM
- さあて
- フレンが突然、何かに耳をそばたてる
- そして、姿を消した。
- 知覚ロール
- レンジャー以外−20で
- ディアン
- 失敗した
- 「フレン、用を足しに行ったか」
- GM
- アントームもふる
- 失敗
- チロヌプ
- 成功だな。
- GM
- それではチロヌプの耳には、どこかおかしな調子の鳥の鳴き声が聞こえてきた
- フレンは、その方向に向かったのかもしれない。
- チロヌプ
- 「あっちじゃない・・・?」指で示しますが、ディアンの行動を待ちます。
- 「妙な鳥の声が聞こえたの」
- ディアン
- フレンに「なにしてる?」
- GM
- じゃー一方そのころフレン
- フレンは藪の中を掻き分けて、奇妙な鳥の声の方向を探す。
- その声はこんな風に聞こえたというよ
- 夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる
- オウムはきっとさみしかろう
- 心を何にたとえよう
- オウムのようなこのこころ
- フレンがその声の主を捜し当てた。
- 下ばえを抜けると、そこには色とりどりの小さな鳥たちが羽を休めていた。
- そしてその中央では、漆黒のオウムが何かを歌っていた
- オウムはフレンに気づき、声をかけてくる
- GM(漆黒のオウム)
- 「銀狼が……? この地に?」
- フレン
- 「邪魔をしてしまったか?」
- GM(漆黒のオウム)
- 「フェネス神の眷属がこの森に姿を現そうとは」
- GM
- 小鳥たちは突如現れたオオカミを慎重に見つめている
- いつでも飛び立てる
- フレン
- 「眷属とて流浪することもある」
- 警戒を解かせるにはどうしたらいいのか
- GM(漆黒のオウム)
- 「傲慢なことだ。ここはバルバスとスマーシュ、そしてわれらの土地よ」
- 「すでに縄張りにでもしたつもりなのかね」
- フレン
- 「何を勘違いしているか知らぬが、我は旅の途中だ。土地の安寧を乱したのなら、謝ろう」
- GM
- じゃあちょっと気分良くしたようだ
- そのとき、ディアンからフレンの安否を気遣う声が・・
- GM(ディアン)
- 「なにしてる」
- フレン
- 「なんだと思う?」
- GM(ディアン)
- 「何か面白いものでも?」
- フレン
- 「危機感のないことだな」
- と自分の位置だけ大まかにイメージを送ってシャットアウトしてやろう
- GM
- じゃあ一方そのころディアンはシャットアウトされました
- ディアン
- チロヌプの指した方向が正しいことがわかったね
- 「用を足してるわけではなさそうだ」
- チロヌプ
- 「あんまり一箇所に留まるとアンデッドとベルディアの挟み撃ちにあうわ。何でもいいから早く動きましょ」
- ディアン
- じゃあ、ずかずかとフレンのいる方向に歩いていくか
- チロヌプ
- ついてきます。
- GM
- じゃあ合流した。
- そして小鳥たちは飛び立っていった
- 一羽の、漆黒のオウムだけが残された。
- そのオウムはあなた方を見ても驚きもせずに
- GM(漆黒のオウム)
- 「ベルディアにようこそ」
- GM
- と人間の言葉でいった。
- ディアン
- 「……鳥、しゃべったぞ」
- びびる
- チロヌプ
- 「人間の言葉が上手ですね」
- GM(漆黒のオウム)
- 「真似事だ。全てな」
- 「ベルディアの人間ではないものが、こうも簡単に足を踏み入れるとはな」
- GM
- オウムはどこか、落ち着いていて、年季を感じさせます
- チロヌプ
- 「ここを抜けて南に行きたいだけ。長居はしないわ。フレンと何を話していたの」
- GM(漆黒のオウム)
- 「南に何が?」
- GM
- と、質問には答えずに聞いた
- ディアン
- 「なんだっけ?」
- チロヌプ
- 「仲間がトラブル抱えちゃって……。高名な獣の牙のラルカス団長に助力を仰ぎに行くところ」
- GM
- じゃあ、獣の牙という言葉にちょっとびびったみたいですね
- GM(漆黒のオウム)
- 「お前たちは獣の牙のものか・・・」
- ディアン
- 「ん? 違うぞ?」
- チロヌプ
- 「違うけど、獣の牙だと不都合でも?」
- GM(漆黒のオウム)
- 「不都合など」
- 「ついてくるがいいよ、旅のものたち。さほど遠くないところに、友好的な人間の集落がある」
- GM
- そして、ちょっと羽を広げた
- チロヌプ
- 「それはありがたい。名前を聞いても?」
- 「いい人の名前はおぼえるようにしてるの」
- ディアン
- 「チロヌプ、人違う」
- チロヌプ
- 「言葉が使えれば人のように心が通じるって、ね」>ディアン
- GM(漆黒のオウム)
- 「アンペリア! この年老いたオウムの名前を、新しく覚えてくれるものがいようとは」
- GM
- そうして、空中に浮かんで
- ゆっくりと村に向かって飛んだ。
- ディアン
- 無警戒について行くか
- チロヌプ
- 僕もー
- GM
- じゃーほどなくして集落へって感じですね
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