シーン18:匂い - Parrot - A Little Tale About A Little Tribe.

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  11. 11
  12. 12
  13. 13
  14. 14
  15. 15
  16. 16
  17. 17
  18. 18
  19. 19
  20. 20
  21. 21
  22. 後書

シーン18:匂い

GM
じゃあ一応おさらい
アンペリアを探していたモーフとラパウは猛虎の部族に見つかって村に帰ってきた
そこでいろいろあって
サキーラは一時村を離れることを決めた
一方アンペリアは治療を受けて
フレンたちととも二村に戻ってくるのだった
フレンは猛虎の部族の匂いが村に続いているのがよくわかる
ディアン
じゃあ、ディアンは警告される
GM
アンペリアはだいぶ復調してきた様子
ディアン
「猛虎の民、いる」
つぶやきます
チロヌプ
むう
GM
今は村の入り口が見えるあたりまできた
ディアン
村が襲われている様子がないのでとりあえず安心……かなあ?
チロヌプ
「戦いの声は聞こえないみたいだね」
GM
村はいつも通りの生活だが
どことなく落ち着かない
ディアン
その辺の村人捕まえてオウムを返しに来たよって
GM
まあなんか驚かれる
そして、一瞬どうしようか迷う
まあそのとき村の中は少し騒がしくなって
何人かの村人が外に出てくるのが見える
それに続いて猛虎の民の一団が村から出てくる
モーフとラパウも登場するよ
ディアン
ばったり鉢合わせですか
GM
まあ特に何事もなければ鉢合わせする
ディアン
隠れたりしなくていいよね?
チロヌプ
ええ
そんな暇なさそうな雰囲気でしたしね。
GM
じゃあ鉢合わせする
5人は銀狼の一団をみるとうれしそうに笑った
チロヌプ
「……アンペリアをかえしに来ただけよ。怪我していたから」
GM
さてモーフは猛虎の一団を見送るべくラパウとともに出てきたが
猛虎の一団は足を止めた。
その異変に気づいて、ラパウは足早に門に駆け寄る
モーフ
マズイ状況ですね。
モーフは吠えられてシュンとしているので、とりあえずキョロキョロしてます。
チロヌプ
「……って言っても、そのまま帰してはくれないよね」
周囲の精霊力をもう一度確認して戦いに備えます。
GM
精霊はだいたいいるけど
雨が降りそうだと思った
チロヌプ
ひそひそ声でフレンとかアントームとかディアンに「雨が降るから、それまでたえれば、逃げられると思う」
GM(猛虎の民)
「無論送り返すさ。このベルディアにおまえたちの居場所はない」
ディアン
アンペリアはうごかない?
GM
アンペリアはそれを見て
ラパウの元に飛ぶ。
パタパタ
猛虎の一団の横を抜けて
ラパウの前に降りた
モーフにも、アンペリアがラパウのもとにかえってきたのがわかる。
GM
んでラパウは急に
安心した表情になって
んで、猛虎の一団とフレンたちに視線を送った後に言った。
GM(ラパウ)
「猛狐の民よ、ベルディアの守護者たちよ、はるばるご苦労だった。
だが、残念ながらこの地でのあなた方の役目は……」
チロヌプ
「そうよね、守ると言ったって、守る筈のサイレントパロットに、矢を放つくらいなんだから!」
ちなみにアンペリアをやった奴の正体は知らんのでカマかけです。
GM
そのとき、サキーラは鋭い視線でその黒いオウムをにらむ
んで次の瞬間サキーラの姿が消えるのがみなさんにはわかる
チロヌプ
まじでー
「リープか!」と叫んだ。
警戒警戒
警戒しますよー
フレン
おおかみは一声吠えた
GM
サキーラはアンペリアの目の前に瞬間移動
逃げる間もなく片手でアンペリアをもちあげた
チロヌプ
「それがベルディアの言う守るってことか!」
助けないと
ディアン
「なにをする!」叫んで弓を構えるぐらい?
GM(サキーラ)
「ジーメンスの村に災いを招き……そしてまたも我らの前に立ちはだかるか」
GM
といって笑った
猛虎の息子たちが武器を構えてディアンを警戒する
チロヌプ
そりゃ何を言っているんか僕等には分からんな。
ディアン
「せっかく傷癒して連れてきたオウム、傷つけられては困る」と言い訳じみたことをいいつつ弓はおろさないよ
GM
そしてアンペリアは言葉を続けようとするがしゃべれない
GM(ラパウ)
「……あなた方の役目は、終わろうとしている。」
GM
言葉を引き継いだのはラパウだった。
GM(ラパウ)
「この村は、今、自らの意志で歩もうとしている。
それは、けしてあなたがたの過失であったり、誇りを軽視するものではない。
最後の供物をうけとったら、一度お引取り願いたい」
GM
そしてモーフに向けて視線を送る。
モーフからも立ち去る口添えを頼みたいということだ。
そして後ろからは村の異変に気づいてザンテイルとマズルカがあらわれる・・・
村人たちは緊張状態にあって、身動き一つしてない
モーフ
自警団の訓練とかを虎の人に、見せたい、とか思ったけど。
ディアン
アンペリアから離れてもらわないと弓をおろせないよー
モーフ
アンペリアが自立の象徴だ、なんていったらアンペリア、殺されちゃいそうだしなぁ。
GM(サキーラ)
「あの者たちはどうするつもりだ」
GM(ラパウ)
「すぐに立ち去ってもらうことになる」
GM
サキーラはアンペリアを解放する
ディアン
じゃあ弓おろすよ
GM
ラパウはザンテイルの方を向き
「最後の供物を」とアンペリアが伝える
ザンテイルは困惑とも怒りともつかぬ表情を浮かべて、何度か頭を振った
マズルカはラパウの元に歩いてくる
んでマズルカはラパウをにらんだ
ラパウはアンペリアを一瞬見るんだけど
アンペリアは何も話さない。
ラパウはほほえんで頷いた
マズルカは拳を握りしめて振り上げようとして、やっぱりやめて走り去っていく
チロヌプ
何があったんだ
GM
ザンテイルは村人に何か指示を出した。
しばらくするとなんか手押し車の年貢みたいなものが運ばれてくる
んでそれを渡す
んで、ラパウはフレンたちに視線を移すよ。
ディアン
「アンペリア、無事届けた。用は済んだし、帰るか」
GM
じゃあ、ラパウは頷いた
チロヌプ
「それでいいの?」くらいはラパウに言っときます
GM
もう一度頷くよ
ディアン
どう話をおさめていいかわからなくなってきたが、
さっきすぐ立ち去ってもらうことになるとか言ってたし
行こう
チロヌプ
「よく頑張ったじゃん。大変だろうけど、これからも頑張って。心から応援してる」と言って行くかー
GM
モーフはどうしますかね
モーフ
「俺もラパウを応援する」
ディアン
猛虎の民はこれで納得するのか?
GM
猛虎の民はしばらく何も言ってない。
チロヌプ
ザンテイルとマズルカも納得していなさそうですよね。
GM
それはわからないね
ディアン
村から離れてから襲われないか心配だぜ
チロヌプ
村から離れちゃえば周囲に影響ないから気は楽ですね。
GM
しばらくするとサキーラはあきらめがついたのか密林の方を向く
んで、子供たちの一人はラパウに
GM(猛虎の民)
「ベルディアを裏切るつもりか」
GM
っていうんだけど
ラパウは自信ありげな表情で
「すべてが最初に戻るだけだ
我々は意志を持つ。それから再び、関係を作っていくのだ。
物事を無に返す力。言葉の本質的な力だ」
とアンペリアが言った。
猛虎の民はわかったようなわからないような顔をして
みんなで去っていった。
モーフ
おお。
アンペリアが言ったのか。ラパウが言ったのか。謎ですね。
GM
ラパウはほっとした表情をモーフに向けたよ
モーフ
「良かったな。ラパウ」
GM(ラパウ)
「あんたは良かったのか、ビーストマスター」
モーフ
「ラパウの思いが通じたんだ」って言おう
GM
じゃあはぐらかすように空を見ると
すっかり雲が立ちこめて、雨が降ってきたようだった。