シーン11:ラパウの心 - Parrot - A Little Tale About A Little Tribe.

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  22. 後書

シーン11:ラパウの心

GM
じゃあ続き
フレンは、仲間を集めた。
フレン
ディアンにかくかくしかじかするよ
猛虎の民が4人いたのと
武器は持ってたのと
見張りを立てて休憩していたのと
村からの距離と
あと、それとは別に一人ふらついていた事を伝えます
GM
モーフは、銀色のオオカミを見た
モーフ
とりあえず、モーフはビックリした。
ディアン
説明しないといかんな
「さっき、言った、仲間」
モーフ
「・・・すごい仲間がいるんだな」とお約束をいう
ディアン
「俺を育ててくれた、親のようなものだ」
モーフ
「父か、」と遠い空を見る。
GM
空は若干白くなってきた
チロヌプ
「わたしたちでやっつけよう。奇襲を仕掛けられれば、いくら相手が猛虎の民でも、勝ち目はある」
「そしてあの村長の鼻を明かしてやるのよ!」
横で盛り上がってます
ディアン
ディアンは武器を持った猛虎の民が4人と言って、銀狼から伝わったことをそのまま言うのだけど
モーフ
「でも、猛虎の民と言っても敵とは限らないのでは」と。
チロヌプ
「確かに村長は、そんなこと言っていたけど…」
ディアン
差し迫った状況ではないとディアンは認識してると思うのだけど
「村に伝えた方がいいと思うが」
チロヌプ
「わたしたちが黙って村にいたことも知れてしまう」
ディアン
「それもそうか」
チロヌプ
「明日の朝にでも、ラパウにだけ知らせるのがいいんじゃないの」
と不満げだけど一瞬だけ期待するような目をモーフに向けた
モーフなら泊ってても問題ないんで
モーフ
「そういえばラパウはどこに行ったんだ?」
ディアン
なんかうろついてる人の話もしたですよ
モーフ
「それがラパウだったに違いない。もう家に帰っているのかな?」
ディアン
「会ったのは、ついさっきだ」
方向も示す
チロヌプ
「ラパウは帰りもしないでなんでそんな所に?」
ディアン
「何か探してる様子だったようだ」
モーフ
「とりあえず、そっちに向かったほうが良いのでは?」
チロヌプ
「まあ、猛虎の民と会うよりはましかもね」
GM
向かうですか
ディアン
フレンに案内頼むよ
GM
ういうい
ディアン
「案内してもらえるって」
GM
すぐに見つかります
少し疲れたような顔で一人の若者が、そこらに腰掛けてる
モーフ
「アンペリアは見つかったのか?」とクロを通して声を掛ける。
GM
じゃあ驚いて見上げる
そしてモーフであるとわかると目を閉じてゆっくりと首を振った
チロヌプ
ううむ
僕は隠れていますよー
ディアン
銀狼に従えられてモーフのそばにいるよ
チロヌプ
まじ?
僕だけ隠れてるのもなんなので出て行きました
モーフ
モーフはうなずいて、ラパウの肩を叩く。
GM
なんか相当落胆してますね
ディアン
あのオウムは見かけなかったのかとフレンに聞いてみよう
GM
それらしいにおいはしませんでした
ディアン
じゃあなにもいわない
GM
ラパウは「どうしてここに?」と部族の言葉でモーフに
モーフ
「猛虎の民がうろついているようなのだ。何か知らないか?」と聞き返しましょう。
GM
じゃあしまったという顔をします
モーフ
「何か知ってるのか?」と問い詰める。
GM
要点だけ
・猛虎の民はベルディアをパトロールしている
・結果的に沈黙の民の村は守られていて、訪れたらねぎらうというある種の信頼関係にある
・だから、その定期的に現れる一団だろう
・このタイミングで旅人を泊めたのは失策だった。どうしよう
以上
ディアン
追い出されそうだなこれは
チロヌプ
獣の牙みたいだ
GM
なんか申し訳なさそうな顔でディアンとチロヌプを見るね。ラパウは
モーフには、「アンペリアがいてくれれば……」とつぶやいてため息を
ディアン
どうする、とチロヌプに視線を向けまーす
チロヌプ
「このまま出て行くのが得策でしょうね」
ディアン
「荷物ぐらい、取りに戻るべきではないか」
チロヌプ
「それならわたしが一人で行くよ。姿消しの魔法が使えるから」
10ラウンドだった
ディアン
「おまえは双面の民、猛虎の民にも怪しまれないだろう」
チロヌプ
「夜中に荷物を抱えて村の中を歩く双面の民が? 怪しくない?」
ディアン
怪しすぎる!
「ばれそうなら残ってもいいぞ」
チロヌプ
アントームは結局残っているんですか
GM
いるよ
チロヌプ
よかった。
持ってくるような荷物なんてありましたっけ。
ディアン
ええと
別に何もないか
じゃあ出て行くのもありですな
チロヌプに同意しよう
GM
ラパウは困ってる。
一瞬だけディアンたちにすがるような顔を見せたけど、すぐにあきらめたようにうなだれた
ディアン
え、俺らか
チロヌプ
「そういうわけで、邪魔にならないうちに逃げようと思うんだけど・・・ごめんなさいね、何のお礼もできず」
「何かあれば、いってくれれば、あとででも恩返しをするのだけど」
GM
あー
モーフ
「何か言いたい事があるのか?」とモーフは聞く。
GM
「いや」
「すまなかった」
と二言だけ、ラパウは自分で言った
ディアン
「おまえ、口がきけたのか」
まだ勘違いしていた
チロヌプ
仰天した
「そんな……あなたが気に病むようなことじゃない。気にしないで」
モーフ
「クロを貸してもいいぞ」と言って見る。
GM
じゃあラパウは少し悩んでクロを見た
それからクロはうなずいた
GM(ラパウ)
「俺は、自分の村を自分で守りたかったんだ」と
「俺の親父は、魔法使いだった。
文字を書いた、本というものを持っているのは、村でも親父だけだった
親父は、わずかな機会を使って本を集めて、大事にしていたんだ。
獣の牙の話を始めて聞いたのも、親父からだった。
自分たちの力で、自分たちの場所を守っていく時代が来たと思ったんだ
そして、アンペリアとであったんだ。
アンペリアは、親父みたいだった。
アンペリアがいれば、何かできるかもしれないと、思った。
そこに、あんたたちがきたんだ。
そして、今、あんたたちは去ってしまうんだ。
周期で決められたとおりなんだ。なにもかも」
といった。
ディアン
「周期の時代は、もう終わったぞ」
チロヌプ
ディアンの足を踏むぜ
ディアン
「痛い!」
GM(ラパウ)
「止める理由は何もないんだ。また、来てくれともいえない。さようならだ。」
チロヌプ
「じぶんたちの力で、村を守ると言うのなら、確かに、わたしたちはいない方がいいかもね」
GM(ラパウ)
「違うんだ! そういう人たちがいると・・・みんなにも信じてもらいたかった・・・」
って自分で言った。
チロヌプ
ああなるほど
「駄目だよ、わたしたちは部族が違うんだから、従っている教えが違うんだから」と言ってラパウを見て、モーフを見た。
「あなたが自分でその道を見せないと、誰も信じてくれないんじゃないの」
「自分の言葉があるなら自分ではなすべきよ」って
GM(ラパウ)
「でもあんたらは、獣の牙についたんだろう」ってクロが
GM
さあてどうするかね
モーフ
困ってますね。モーフは。
チロヌプ
自分で何とかしようと思っているなら手伝おうかと思ったけど、最初から手をかすのは嫌だなあという感じ
ディアン
訓練してたじゃないか
チロヌプ
ふむ・・・
ディアン
獣の牙を作って自分たちの力で守った人
という扱いをされてるの?
GM
獣の牙を作ったのもそうですけど
スマーシュはベルディアから離れたって言うのも一つ争点で
あと、そういううわさに聞く獣の牙の伝説的側面にあこがれている
この3点がいりまじって、ラパウは自分でも整理できてない。
チロヌプ
具体的に、自分たちで自分達を守る、ってことを示すのに何をするのか気になりますね。
猛虎の使節団に「もう来なくていいから」とかいうのかな。
GM
そこは適当に考えてくれ
チロヌプ
ラパウに具体的な考えがあるわけじゃないんですね
GM
さあね
ディアン
うーん、何を言ってやれるかなあ
チロヌプ
まあとりあえず、この場での我々の身の振り方を考えませんか。
出ていくのか残るのか。
ディアン
俺らはいったん去るでいいのかな
チロヌプ
ディアンがいいならそれで。
モーフ
まあ、モーフはとりあえず居残るだろうなぁ
ディアン
いったん去るなら、猛虎の民が村に着いたのを見計らって何食わぬ顔で
GM
ふむ
ディアン
「ラパウ、おまえ、村で俺たちが猛虎の民に見とがめられたとして、実際にどうするつもりだ?」
GM(ラパウ)
「わからない……アンペリアがいないと、俺はどうしていいのか!」
ディアン
「行こう、チロヌプ、アントーム。ここに残れば、迷惑をかける」
チロヌプ
「おや、ディアンが主体的なんて珍しい」なんていいながらもついて行きます
ディアン
「世話になった」
GM(ラパウ)
泣き崩れます
「すまない・・すまない」と泣きながら言った
モーフ
ええと、「では俺達は、今夜は二人でアンペリアを探そう。」と部族の言葉で言おうか。
「クロ、お前は何も知らないよな、」と独り言を思わず自分の口で。
GM
クロは白い空を見上げた
そこにはオウム座の星星が…
続く!
モーフ
どうなるんだろう
GM
次回予告
その女はモーフの姿を見ると
驚き、ひどく懐かしそうな表情を浮かべた
そして、地面に体を投げ出し、深々と地に頭をつけた…
そのとき、ベルディアに楽園の風が吹いたという
終わり