シーン1:言葉を使う沈黙の民
- GM
- それでは一応簡単に状況説明して自己紹介してゲームに入りますか
- えーとクリスタニアRPGはクリスタニアという大陸を舞台にしたRPGで・・
- 現在は歴史11年。
- ベルディアとは小競り合いのような状況が続いているけど、すでに主戦場とはいえなくなっていて
- 突如各地に姿を現した混沌たちが、地域を問わず、クリスタニアの民の生活を脅かしていた
- チロヌプ
- 混沌は解放されて、ベルディアに妖魔が増えている頃ですか?
- GM
- たぶん。
- それで、今回の舞台としてはベルディアとイスカリアの付近の山間の、山と密林の適当にそういう風景です
- ディアン・フレン・チロヌプは旅の途中。
- モーフさんは、つい先日訪れた集落での話しになります
- というわけで、自己紹介を
- 適当にあいうえお順で
- 名前・部族・クラス・あと人生
- ディアン
- アントームが最初
- GM
- GMキャラのアントームは牙の部族の若い戦士。NPCで扱います
- 貨幣経済を憎んでいます
- 前回死んじゃってブルーザの楽園を見てきてからというもの、何か押し黙ったように何かを考えているようになった。
- チロヌプ
- 人生があるな。
- 二番目チロヌプです。
- 双面の部族の女で、シャーマンです。
- 出自は双面の部族じゃないんですが、それにもかかわらず受け入れて、ビーストマスターにまでしてくれたスマーシュに感謝していて、必要以上に双面の民らしく振る舞おうとしています。
- ディアン
- では、ディアン(とフレン)
- ディアンは銀狼の民の銀髪の者です
- クラスはレンジャー/ビーストマスター
- ええと、細かい設定は実は前回のプレイ時にはまだ固まっていなかったのですが、ベルディアに滅ぼされた集落の孤児で、銀狼の部族一般には彼の存在は知れ渡っていないことになっているつもり
- 銀狼のフレンに助け出されて、その時から育てられている
- フレンは超保守派で周期の復活をもくろんでいる銀狼で、ゆくゆくは今の銀狼の民の指導者とディアンをすげ替えて……
- という野望があるのですが、ディアンは銀髪の者にもかかわらずぼんくらなので、修行の旅をさせているのが今ということになっています
- で、今は基本的にはただのうっかりキャラクターという感じで……
- GM
- よろしいですかな
- ディアン
- あい
- GM
- じゃ主人公のモーフさん
- モーフ
- エー主人公?
- ディアン
- プロジェクトの趣旨です(笑)
- モーフ
- いや多分脇役のモーフです(笑)
- 部族は沈黙の民。オウムの部族ですね。
- クラスはレンジャーでビーストマスターです。
- オウムを連れてます。
- 故郷の村は何者かに襲われてしまっています。
- 今は命からがら逃げ出して、どこかの村に辿り着いた、と。
- GM
- 今何歳くらいの設定でしたっけ
- モーフ
- えーと、決めてなかった。
- 16くらいにしときます。
- ディアン
- そいや俺らの年齢も決めてたっけ
- チロヌプ
- おお若い
- と思ったらチロヌプも16だった・・・
- ディアン
- アントームもか
- GM
- そんなところですかな
- じゃあ些細な質問と取り決めをして早速オープニングを…
- モーフさんオウムに名前付けてたりします?
- モーフ
- 確か、クロという名前がいいかなと思ったりしました。
- チロヌプ
- 黒いんですか
- モーフ
- そう、オウムなのに黒い。
- GM
- クロ!
- 了解です
- モーフ
- オウムでしか喋らないおきてなのに、めんどくさいから自分で喋ってしまうことも多い。
- というのはどうでしょうか?
- GM
- かまいませんよ
- 若者っぽいかもしれません
- モーフ
- ではそれで
- GM
- あとは・・・沈黙の民ってビーストマスターしかオウムでしゃべれないんだろうか
- 沈黙の民ってみんなオウム持ってると思いますか
- 特になんかなければ特別な人だけでいいのかな
- それで社会がなりたつのかな
- ディアン
- オウムってあれみんな眷属なの?
- GM
- 眷族を介するのが習慣ってかいてあるぜ・・
- まああいまいなままゲームに入ります
- GM
- モーフさんの場面から
- 夢を見ているようです
- モーフ
- ぐーぐー
- GM
- 夢ですが非常に鮮明ですね
- それもそのはず、忘れることのできない過去が、あなたの脳裏によみがえっています
- あの夜、あなたは同じようにグーグーと寝ていた
- 故郷の村に響く怒声。
- 窓の外は夜なのに明るい。
- それは火だった
- モーフ
- 火事だー、とうなされてます。
- GM
- あなたの父は村の有力者で、何かしらのクラスとしてレベルが高かったのでしょう
- その父の姿はなくおそらく村中を飛び回っているのだろう
- その後なんやかやとあって、結局、モーフは逃げることを選んだ。生き延びるために。
- 村はいつもと同じように、悲鳴ひとつ上げずに、静かに朽ちていった。
- そんな思い出を胸に目を覚まします
- やわらかいベッド。個室の朝ですね
- モーフ
- うーうー、はっ。悪い夢だった。
- GM
- 扉をたたく音が、ひかえめにひびいています
- モーフ
- ここは何処なのだろう?
- GM
- ここは、あなたが数日前にたどり着いた村だということを思い出した
- モーフ
- 誰だ。と扉の前に行って聞きます。
- GM
- 特に答えません
- モーフ
- もう一回聞いてみる。
- GM
- 再び扉をたたく音が聞こえて、その音は、どこかあなたを気遣う音のように聞こえた。
- モーフ
- だったら、扉を開ける。
- GM
- すると、ひとりの年のころおなじくらいの女の子が、なんかざるみたいなのを両手に抱えてたっていた
- ざるの中には果物がいっぱいはいってました
- にこりと微笑みます
- なんかオウムの羽飾りとかもつけてて、同じ沈黙の民の人々だとわかりますね
- モーフ
- 黙って、果物と自分を指で指して、くれるの?というニュアンスを伝えます。
- GM
- 女は黙って緑のりんごみたいな果物を、あなたの口に近づけます
- 楽しそうです
- モーフ
- では、うなずいて、手に取り、一口かじる。
- GM
- じゃあもっとすごい笑顔を見せました
- その笑顔は、かつて故郷にいたあの娘を思い出させるとか思い出させないとかそんなことがあったりなかったりしました
- モーフ
- ではこちらももっとすごい笑顔。
- GM
- 照れて目をそらしちゃった
- するとそこにパタパタと羽音が響いて……
- 「オハヨウ、若き狩人よ」と黄色いオウムがしゃべりながら登場
- その後ろから、階段をゆっくり上る別の人物の足音が聞こえます
- モーフ
- オハヨウ、と反射的にクロが答えます。
- GM
- 初老でふくよかだがかつてはイケメンだったであろうと思わせる男が姿を現しました。
- その男の肩にキイロはとまります
- GM(初老の男)
- 「マズルカは、お前をずいぶんと心配していた。元気そうで何よりだ」
- モーフ
- マズルカって、この子? と指差しで聞きます。
- GM
- そうするとマズルカはまたにこりと微笑みます
- モーフ
- アリガトウ、とクロに言わせます。
- GM
- マズルカは持っていた布であなたの額の汗をぬぐった。
- 「あまり快適ではない寝床だったかな」と男はいった
- モーフ
- 首を横に大きく振ります。
- そしてもう一回アリガトウ。
- GM(初老の男)
- 「お前はどこから来たんだ? この近くに、同じ民の集落があるとははじめて聞くのだがな」
- モーフ
- 「僕も初めて聞く。もしかしてかなり遠くまで逃げてきてしまったのかも」と自分の口で答えます。
- GM
- じゃあ、自分の口でしゃべったので一瞬表情をゆがめた
- 黄色いオウムはケラケラと笑いました
- モーフ
- しまったー、という表情をします。
- GM(初老の男)
- 「なぜ、言葉を」と。
- GM
- マズルカはきょろきょろして、その初老の男をいさめるような顔をしました
- GM(初老の男)
- 「急ぐ用がなければ、ゆっくりしていってもらいたい。そなたはタルキィーさまに選ばれておるゆえ」
- モーフ
- 少し照れる。
- 「モーフだ」とクロに言わせて、握手の手を差し出します。
- GM
- その手の上に黄色いオウムがとまった。
- GM(初老の男)
- 「ザンテイル。力はないが、村を治めさせてもらっている」
- GM
- そのとき、家の外の広場でなにやら大騒ぎが聞こえてきた・・・
- というところでいったん場面終わります
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