シーン1:旅立ちの民、少年と会う - 鷲の眼

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  6. 後書

シーン1:旅立ちの民、少年と会う

GM
前回のGMと、ちょっと裁定が違ったりするかもしれませんがご容赦を。
さて。時は紀元11年。封印の民の封印が解かれてすぐですね。
火の季節、即ち夏の物語です。
場所はイスカリア西南部。フォルティノと孤高の部族の勢力範囲ですね。
岩山ばかりの地形です。
ルシティカとアントーム+フレン+ディアン+チロヌプは、今は別々に旅をしています。
ディアン
ほい
ルシティカ
うい
GM
それぞれなんでこの辺来たか考えておいてください
ディアン
フィンガルからイスカリア行くのって大変だのぅ
ルシティカ
北に向かっていたら、山があったから
アントーム
地図見なくちゃだわ
GM
さて。オープニングシーンはルシティカがある少年と会うところから始めたいと思いますがいいですか?
ルシティカ
美少年?
GM
いや、美しいって形容が似合わない、あまり洗練されない感じです。
ルシティカ
むぅ、残念。
アントーム
少年か…
GM
時に狭い道、時に広い道を進んでいくと、少年が道をあちこちきょろきょろしながら進んでいて、ルシティカの姿を見ると駆け寄って来ます。
ルシティカ
じゃあ、こちらも駆け寄ります。
GM(少年)
「なあ、ねえちゃん、ちょっといい?」
ルシティカ
「ね、ねえちゃん???」
GM(少年)
「あれ、違うの? 綺麗な顔してるから……」
ルシティカ
「うん、ねえちゃんでいいや」
GM
少年は分からない、といった顔をしますが、すぐに用を思い出して
GM(少年)
「えと、この辺で人を見かけなかった?」と言って、要旨を説明します。
「俺の父さんなんだけど……」
GM
まあ、ルシティカには、心当たりはありません。
ルシティカ
「う〜ん、知らないなぁ
それがどうしたんだい?」
GM(少年)
「そっか・・・・」明らかにしょんぼりしています。
「いや、父さんがここの所、姿をくらましちゃって。狩人だから勿論、何日もいないことはあったんだけど……
今までは、言った通りの日にちで、帰ってきていたんだよね」
ルシティカ
「もしかして、迷子?」
GM(少年)
「俺?」
ルシティカ
「うん。君。このあたりに住んでるの?」
GM(少年)
「いや、俺はあっちの集落に住んでるよ。大丈夫、帰り道は分かる」
と、彼は空を見上げます。
ルシティカ
つられて空を見上げます。
GM(少年)
「そろそろ暗くなるな……帰らなくちゃ。
今日も父さん見付からなかった……」
ルシティカ
「う〜ん、そんなに探しているんだ……」
GM(少年)
「うん。どうしたんだろう。」
ルシティカ
「どこか行きそうな場所とか知らないの?」
GM(少年)
「行きそうな場所を今探している所なんだ。でも、何しろとても広くて困ってる。
姉ちゃんは、旅の人? 今晩どうするの?」
ルシティカ
「そこらへんの岩の隙間で、慎ましやかに野宿を……って思っていたけど、君の集落は一夜の宿を借りられるかな?」
GM(少年)
「ああ、だったら来なよ。外の人が来たら皆喜ぶ」
ルシティカ
「じゃあ、寄らせてもらうよ。ありがとう」
GM
じゃあ少年はシシャキキ、と名乗って、たったか案内して進んでいきます。
ルシティカ
「持ち合わせないけどね……(ボソッと)
し……???」
GM(シシャキキ)
「持ち合わせ? なにそれ?」
ルシティカ
「……貨幣経済に毒されたからなぁ。ベルディアで。クロスボウ買ってすっからかん」
GM(シシャキキ)
「かへいけいざい……?」
ルシティカ
「ああいいのいいの。気にしないで
じゃ、案内して。し……しゃち?」
GM(シシャキキ)
「し・しゃ・き・き!
簡単な名前なのになぁ。まあいいや。こっちだよ」と、今度こそ進んでいきますよ
ルシティカ
「しゅしゅきき?(ボソッとつぶやきます)」
GM
彼はじろりと一瞬睨みますよ
ルシティカ
ふっ、気にしちゃいけないよ
GM
さて。他なんかなければ、場面を移そうと思いますが。
ルシティカ
は〜い、場面移ってください。
GM
じゃあ、ライクさんはちょっと待っていてくださいね。