シーン8:泉の下見をする - 楡の少女

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  15. 後書

シーン8:泉の下見をする

GM
じゃあ三人を案内するよ
リアがね
モスロ
アントームだけに偵察させるのは不安なので、ついていく
GM
まあ影の民の時と同じような泉なんだけど
今度は明らかに水が濁ってるねえ
泉の周囲は丈の高い草が生えてて
地面が見えるのは村からの道がつながってる部分だけ
下流に流れる細い川はさっきの谷の方に出てると言われる
アントーム
モスロがいるの?
モスロ
いるつもり
アントーム
じゃあ、川をながめつつ
「聞いたぜ」
モスロ
「……何をだ?」
アントーム
「夏への扉。
ずいぶん、いろいろあったんだな」
モスロ
「起きてたのか」といって、顔を背けます
アントーム
「牙の部族は、寝ていようがいつでも臨戦体制だぜ」
モスロ
「それは、こっちの台詞だ。あんたも、チロヌプと色々あったようだしな」
アントーム
「いろいろあればいいってもんでもない」
モスロ
「まったくだ。……俺だって、それなりに暮らせれば、それがどんなにいいことか
アントーム。一つ頼みがある」
アントーム
「一つでいいのか?」と言って意地悪く笑ってみたりした
モスロ
「ああ」といって、少し困ったように笑います
「頼むからチロヌプには言わないでおいてくれ。双面の民相手じゃ何言われるか分かったもんじゃない」
アントーム
笑う
モスロ
じゃあ、ちょっと安心します
アントーム
「面白いものだ。言葉をつかさどるがゆえに、真実から遠ざかる、か」
モスロ
「真実だけが、伝えるべき言葉じゃないさ」
アントーム
じゃあ、大いに感心してうなずいた
モスロ
「と……、そろそろ近いか、リア?」
GM(ルセルリア)
「もうすぐそこですよ」
GM
で、さっきの説明の続き
上流側ちょっといったところには滝があってですなあ
今はその上の方まで水を汲みに行ってるのですよ
それがかなりしんどいとか言う話もされる
で、ついた
確かになんか濁ってる
アントーム
汚ね
GM
泉の中心にはぶくぶくと泡が出てる
水面は穏やか
化け物の影はとりあえず見えない
モスロ
「……あれは?」と、リアに
>ぶくぶく
GM(ルセルリア)
「水が濁る前は泡なんてでなかったのですけど……」
モスロ
知識判定とかできます?
GM
判定か
成功したとして何が分かるんだろうな……
セージかソーサラーじゃないなら-40だな
モスロ
じゃあいいです
GM
ふーむ
じゃあディアンが
GM(ディアン)
「あのした、何かいるんじゃないか」
GM
と言う。
で、おもむろにそのへんから石を捜し出して……
モスロ
制止をかけます
GM
止められた
モスロ
「ちょ、ちょっと待てよ。実際にあそこにワニガエルがいたら、どうするんだ!!」
GM(ディアン)
「そうか、それはまずいな」
モスロ
「チロヌプはいないし、戦う準備も完全ってわけじゃないんだぞ!!」
GM
しゅんとします
モスロ
がっくり肩を落とします
「まぁしかし、どうやらあの辺が当たりっぽいな。明日チロヌプに確かめてもらうか」
GM
という泉の様子でした
アントーム
あいあい
GM(ディアン)
「だけど、怪物、どうやったら姿現す?」
GM
と聞いた
GM(ルセルリア)
「私がやったのは……」
とそのへんにある木の枝を指して
「これで水面を叩いて怪物をおびき出して……
それだけではすぐに潜ってしまうので、誘惑の能力で私を追わせて」
GM
と説明
木の枝はもちろん落ちてるヤツですよ
アントーム
「怪物をひきつけたのか。ラフォンテールもそんなことをしたのかな?」
GM
で、偵察は終了でいいのかね
アントーム
いいよ
モスロ
です
GM
うい
じゃあ村に戻ろう
うーん、どうしようかなあ……
GM(ルセルリア)
「今晩の宿の話なんですけれど
私の住んでいる小屋は、私一人分しか場所がなくて……」
GM
とか言う話をしながら戻っていくと
一人の女性が村の入り口の所に待ち受けています
GM(ルセルリア)
「母様……」